ハローワークの求人情報の効果的な調べ方

ハローワーク情報

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一般的にハローワークと呼ばれているものは、厚生労働省職業安定局運営のもので、公共職業安定所が正式名称です。公共職業安定所の利用は無料で、利用する公共職業安定所は、居住地区を管轄とする所へ出向く事になっています。公共職業安定所では、求人情報の提供や相談のほかに、失業給付金等の給付業務などを行っています。

 

私達は、一般的には、公共職業安定所をハローワークと呼んでいますが、求人情報を提供している業界においては、民間のハローワークと呼んでいるものも存在します。それは、転職支援サイトを運営している人材紹介会社や派遣会社などです。人材紹介会社や派遣会社も、公共職業安定所と行う業務は、殆ど同じです。求人情報を提供し、相談に乗って、その人のスキルや性格などから、その人に合った仕事情報を提供することを業務としています。民間のハローワークと言われているこれらの人材紹介会社や派遣会社においても、登録を有料としている所が一部あるものの、殆どの会社が無料で求職相談に応じています。

 

 

公共職業安定所の場合、事業主からの直接申し込みによって、求人情報を収集しているのが主となっています。人材採用に協力する代わりに、助成金などの支援を行う事で、双方の利益を保つ仕組みです。これは、民間のハローワークと呼ばれている人材紹介会社や派遣会社も同じです。人材を紹介する代わりに、サービス料を企業側は人材紹介会社や派遣会社に払う事で、双方の利益を保っています。

 

どちらも大きな違いはないと言えます。


ハローワークの種類

公共職業安定所であるハローワークにおいては、様々な種類があります。ハローワークを効果的に利用するためには、自分に合ったハローワークを利用する事が必要です。

 

近年、失業率が上がり、ハローワークにおいても、雰囲気の改善や利用者のニーズを重要視する様になってきました。利用者を増やし、失業率の上昇に歯止めを掛けようと試行錯誤しているようです。そうして練られた対策の1つに、利用者が使い分け出来る施設の設置があります。

 

ハローワークには、年齢や目的によって、施設を分けています。一般的に多くの人が利用するハローワークのほか、子育てしながらの再就職を支援するマザーズハローワークがあります。これは、従来から存在しており、両立支援ハローワークという名称でしたが、近年、マザーズハローワークとして新たに事業を開始しました。基本的には全国にオープンしていますが、マザーズサロンという名称で行っている所もあります。また、30歳未満の若年層の人への職業支援としては、ヤングハローワークの利用を勧めており、大学や短大、専修学校などの卒業見込みや卒業生対象のハローワークには、学生職業センターの利用を勧めています。

 

このほかに、人材銀行というハローワーク施設では、管理職や技術職、専門職といった分野の課長クラス以上を対象にした職業支援を行っています。また、福祉を重点に置いた福祉重点ハローワークもあり、各県に1つずつ設置されています。日系人の為の日系人雇用サービスセンターは、今は、東京と名古屋の2箇所に留まりますが、インターネットを利用しての求人検索もでき、ハローワークインターネットサービスにおいて、日系人の雇用支援を行っています。また、自宅にパソコンがないなどの事情を抱えた人の為に、ハローワーク情報プラザを設置し、自由にパソコンで求人検索出来る様なサービスも行っています。

変わりゆくサービス

私達が一般的にハローワークと呼んでいる所は、公共施設です。一昔前は、近寄りがたく、お役所仕事の様なイメージがありました。しかし、近年においては、そのイメージをガラッと変え、利用者のニーズや年齢に合わせた雰囲気作りが、積極的に行われています。

 

対面して話しにくいとされている若年層の人達には、カフェのような雰囲気の施設にし、自分でパソコンから自由に仕事情報を検索出来る様にした、ヤングハローワークや情報プラザを開設しています。また、名称を親しみ易いものに変え、その意図を明確にしました。更に、以前においては、ハローワークは平日のみの業務に留まっていました。しかし近年においては、利用者の意見を重視し、営業時間に平日の夜間や土曜日も加え、サービスを提供しています。こうしたサービスの案内も、各地域のハローワークのホームページに載っているほか、ハローワークインターネットサービスでも検索する事が出来ます。そして、外に出られないなどの事情を抱えた人でも検索出来る様、インターネット検索を可能にしました。

 

こうしたサービスは、民間のハローワークに引けを取らなくなってきています。

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ハローワークの特徴

ハローワークの特徴は、何と言っても地域密着です。ハローワークは基本的には、各都道府県、各地域に設置されています。サービス内容によっては、居住地域にないハローワークもありますが、インターネットからの検索も出来る様になっている為、足を運ばなくても、近くのハローワークの情報を見る事が出来る様になっています。

 

人材紹介会社や派遣会社も、全国展開している会社は沢山あります。しかし、そうした求人情報の多くは、全国に支店のある企業のものであったり、地方に展開している人材紹介会社や派遣会社の支店が提携している企業が殆どだったりします。それでも、情報としてはしっかりしていますから、何ら問題はありません。しかし、全国展開はしていても、主要都市に集中しており、地方にある企業との提携は殆どされていません。地方に住んでいる人にとっては、情報を入手しにくいという事になります。

 

しかし、公共施設であるハローワークでは、地元に根付いた情報を持っています。つまり、地方の求人に強いという事が言えるのです。実際に、ハローワークによる就業率は、都心部よりも北海道の方が高いと言います。そうした点からも、ハローワークは、地方にとっては有利な求人情報源なのです。

使い分けが効果を生む

近年においては、求人情報が沢山収集出来る様になっています。それをどう利用するかは、自分の居住区やニーズによると言えます。

 

地方での就職を希望するのか、都心部の就職を希望するのかで、ハローワークの使い分けをするのが良いでしょう。

 

また、出向く前に、どんな仕事があるのか下調べして行くのも効果的です。

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